麦門冬（バクモンドウ・ばくもんどう）：漢方薬、生薬の通信販売

●麦門冬（バクモンドウ・ばくもんどう）

第三類医薬品、麦門冬は神農本草経の上品に収載されています。

(起源)

1. 日本、中国産:ユリ科のジャノヒゲの根の肥大部を乾燥したもの。中国産にはそのほかナガバノジャノヒゲがある。
2. 韓国産:ヤブラン属のコヤブランおよびヤブランの肥大根である。これは中国では「土麦門 (どばくもん) 」と称しています。品質はよくない。

(産地)

1. 日本:大阪府、長野などにわずかに栽培される。
2. 中国:浙江省、抗州、四川省などで栽培。
3. 韓国。

(成分)

ステロイドサポニンのオピオポゴニンなど、および、ホモイソフラボン類のメチルオピオポゴナノン、メチルオフィオポゴノン、オピオポゴナノンなどを含有する。

(応用)

粘滑性消炎、鎮咳、去痰薬として、胃中を補い、逆気上衝を降瀉するものである。

(処方例)

炙甘草湯、竹葉石膏湯、麦門冬湯、辛夷清肺湯、清心蓮子飲など。

(用法・用量)

煎剤、丸剤、散剤。1日2〜4グラム。

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