麝香;漢方薬,生薬販売、通販、第二類医薬品、第三類は外用剤に限る

 
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麝香 (じゃこう)

神農本草経の上品に収載されています。「当門子」「臍香」の別名がある。

起源 シカ科のジャコウジカの雄の麝香腺分泌物。
薬用部分 麝香鹿の雄の臍と生殖器の中間にある包皮腺でこの小さい袋状の物を切り取って乾燥したものです。
形態 卵円形、輪円形の包皮線で大きさはキンカンから鶏卵大までいろいろです。下面は扁平で上面は陥没し毛に覆われ中央に小孔あり、毛は密生し、放射状にはえています。嚢膜は薄く二層ではぎとる。中に香液があり、新鮮なときは軟膏の粘度です。乾燥すると、大小ふぞろいの粒状です。水に溶解するときはその4分の3は溶け、アルコールには2分の1が溶ける。匂いは独特で遠くでかぐと、芳香性です。
品質 麝香鹿の生息する地方の気候、食物によって乾燥、調製の仕方によっても異なってきますがチベット、雲南地方でとれたものが最良品です。シベリアロシアなどは鼠白色です。麝香の品質の鑑定は職人技ですから信頼できる販売店で買うのが一番です。
産地 ネパール、ブータン、中国 (チベット、青海、甘粛、陝西、四川、貴州雲南など) 、モンゴル、ロシア (シベリア) 。近年はワシントン条約で商取引が禁止されている国が多い。
成分 芳香成分 (ムスコン1〜2%、ムスコピリジン、強心作用成分 (ムスクリド A1A2、B) その他 アンドロスタン誘導体、コレステロール、コロスタノール脂肪酸など。
薬理作用 中枢神経系に対し、少量なら興奮作用、大量なら抑制作用。循環器系に対し、心機能亢進作用 (強心作用;ムスクリド) 、血圧低下作用。アドレナリンβ効果増強作用。子宮興奮作用、抗菌・抗炎症作用。
応用 興奮、鎮痙、鎮静、排膿、解毒薬として、うわごと、小児の驚癇、神経衰弱症、心腹痛、打撲損傷、その他 危急の症の応用します。日本では家庭薬製造の原料になります。高級香水原料。
処方例 六神丸、麝香丸、麝香湯。
用法・用量 煎剤、散剤、丸剤、外用剤。1日0.1〜0.2g。外用として喉に吹き込む、鼻に入れる、膏剤、点眼剤。

麝香は麝香鹿の雄の生殖器と臍の中間にできる御椀をふせたような袋状のものです。麝嚢と呼ばれる部分を麝香鹿を捕獲して切りとります。 切り裂き取り出すときはその匂いは強烈で頭も痛くなり、死にそうな くらいだといわれます。殺さないと取りだすことはできないと思います。鹿の一種で中国雲南地方の高山地帯に生息しています。 鹿よりは随分と小ぶりです。
現在ではワシントン条約 (希少動物保護に 関する国際条約) で捕獲禁止になっています。何故かこれを配合した製剤が一般市販されているのも不思議です。この点を問いただすと、沢山買って在庫しているというのです。何十年先の分まで在庫しているとはとても考えにくい話で、果たして承認された分量を配合しているのか、担当者に聞いてみたいものだと 思います。生薬はその分量が間違いなく配合されているかどうか確認できないのが一番難しい点であります。ともかく、麝香と牛黄は高貴薬という点で漢方の双璧です。麝香は1匁 (3.75グラム) 50000円位、牛黄は1匁 (3.75 グラム) 20000円です。麝香は御椀を伏せたような鶏卵大の大きさ で御椀部分は固い毛でおおわれていて、底の部分は扁平で皮でできている。 この皮の部分を十字に切り裂き中身を取り出す。小さな粒状や、粉状の やや粘着性のある黒褐色のものです。
このままでは他の薬と配合しても ひっついてしまうので倍散にして調製する。普通は100倍散位でしょ うか。倍散に使用する生薬はその製剤に配合されている薬で乾燥性のいい ものが最適です。私は茯苓を使いました。麝香を袋から取り出して調製する間、その匂いはそのあたりに充満し手や衣服にも染み付きます。成分はムスコンが主成分でその他揮発性成分などが確認されています。効能は興奮剤、強精剤、気付けに利用されています。マスクメロンの名前もこのムスクから取って名付けられています

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