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「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第279号 2007年10月1日
薬湯の利用の仕方「ういきょう湯」、薬茶の楽しみ方「アカザ茶」
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薬湯の利用の仕方「ういきょう湯」
「ういきょう湯」
ういきょうはヨーロッパ原産のセリ科の多年草で、古くから
薬草として栽培され、ハーブ・ガーデンでも広く栽培されて
いる。 ウイキョウにはアネトール、エストラゴール、リモネン
、αーピネン、アニスアルデヒドなどの成分が含まれるため
血行促進、保温、発汗、鎮痛などの作用がありこの薬湯に
入ると、せきや痰、のどの痛み、頭痛などの風邪の症状や、
冷え症、神経痛、リュウマチ、腰痛などの痛みを和らげる
効果が得られる。
市販の生薬はウイキョウの種子である。 一回につきひとつかみ
を袋に入れ、この袋ごと湯船に入れて入浴する。
または、あらかじめ煮出し、その煮汁を袋と一緒に湯に入れて
入浴する。
薬茶の楽しみ方「アカザ茶」
「アカザ茶」
インドや中国原産で、古くから日本にも移入されているアカザ
科の一年草である。 この葉の若い葉は紅色がかっているため
アカザの名がある。 世界各地でこの葉は食用とされている。
ロイシン、ベタイン、ビタミンA,B,Cなどが含まれる。
このアカザの葉一掴みをフライパンの上のアルミホイルの上
で炒る。芳ばしい香りがしてきたら火をとめ、一回量十グラム
程度をお茶パックにいれ熱湯を注ぐ。
健胃、強壮の効果がある。
(発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎 石川県金沢市片町1丁目1−29
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