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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第340号 2009年3月27日
江戸時代の薬(続・ウユルス)
江戸時代の薬(続・ウユルス)
「続・ウユルス」
ウユルスの効能は胃の具合が悪く、酸っぱい味のおくびが出たり胸焼けや胸部、腹部のさしこみに効く。
連用すれば全快疑いなしとある。
大阪の松尾健寿堂が発売した薬と言われているが、他説があり、堺の商人高田屋嘉兵衛が幕府の命令で蝦夷地へ向かった際に、ロシア船に捕らわれロシアに
連行された。
その後、鎖国の禁を破ったのではあるが帰国してから幕府へ詳しく情勢を報告したことから幕府からかえって厚遇されたようである。
そのときにロシアから持ち帰ったのがウユルスという薬だったというのである。
実際はどうだったのかはっきりしたことはわからない。
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