●黄柏 (おうばく)
神農本草経の中品に収載されています。
| 起源 |
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| 産地 | 日本(北海道、新潟、長野、岐阜、群馬、鳥取など) 。韓国、中国 (東北諸省四川、湖北、貴州、雲南など) |
| 成分 | アルカロイド (1〜3%){(ベルベリン局方1.0%以上) パルマチン、フェロデンドリン}を含有する。このほか苦味成分のオーバクノン、リモニンステロイドのβ-シトステロール、カンペステロール、7-ヒドロスチグマステロールなどが存在する。 |
| 薬理作用 | 抗菌作用 (黄柏末、ベルベリン;ブドウ球菌、肺炎菌など)
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| 応用 | 苦味健胃整腸、消炎性収斂薬として胃腸炎、腹痛、黄疸、下痢などに応用する、また消炎薬として打撲症などに外用する。 |
| 処方例 | 黄連解毒湯、柴胡清肝湯、温清飲、荊芥連翹湯など。家庭薬の原料として利用される。木曾の「百草」、奈良の「陀羅尼助」、鳥取の「練熊」など強壮健胃薬として利用される。粘液が多く粉末を水でとくと粘る。 |
| 用法・用量 | 煎剤、散剤、丸剤、ハップ剤など。1日1〜6グラム、0.5〜3グラム。 |
キハダはミカン科の落葉高木キハダの黄色い内皮のことです。 家庭薬として古くから知られています。また、漢方では黄檗 (おうばく) として処方に配合されています。石川県の能登地方にもよく見かけられる高木で、これも黄連と同様 に金になります。その他の地方としては北海道、岐阜、長野、新潟 広島、熊本県などに産します。外側のコルク層を剥いで、内側の皮を取り出し 乾燥します。10キロ単位なら売買の対象になります。 陀羅尼助 (だらにすけ) 、お百草、練熊 (ねりくま) という名前で売られていますが、現在も薬として存在します。 急性胃炎、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などに使われています。 この他に、湿布薬にも配合され炎症性のはれや痛みにも効果が あります。成分はベルベリンでアセチルコリンの作用強めるといわれ ています。つまり、副交感神経 (自分の意思によって調節できる神経)の働きを高めるというわけです。 消化液の分泌などを盛んにして胃や腸の運動を盛んにします。 また、キハダに塩をまぜたもので歯を磨くと歯槽膿漏や歯肉炎にもいいというのです。ベルベリンは、ある種の細菌とりわけ腸内細菌 にたいしてかなりの抗菌作用があるというのです。とくに赤痢菌 にたいしてはサルファ剤と同程度の抗菌力があるというのですが にわかには信じられない話です。 確かに腸内の異常発酵や悪酔い、二日酔いにも効果のあるは 間違いないようです。 金沢地方では「ばか」とか「あほ」に似た言葉に「だら (陀羅) 」 という方言がありますが、問題外のことを指した言葉ですが、このはなはだしく苦いキハダを原料にした「陀羅尼助」が語源かもしれません。