センナ末
世界最古の医学文書「エーベルス・パピルス」 (紀元前1552年) に、ヒマシやアロエなどの下剤とともに収載されています。11世紀頃、アラビアのカリフの侍医により、アロエに代わる下剤として広くヨーロッパへ紹介された。日本の薬局方でも初版から現在にいたるまでずっと収載されてきました。中国では近年になってから薬用とされたもので今世紀の初頭の書かれた「飲片新参」に「番瀉葉」の名でみられます。
| 起源 | マメ科のチンネベリ・センナ、またはアレキサンドリア・センナの小葉。チンネベリ・センナはインド南端で栽培されていたものであったためチンネベリ・センナの名で呼ばれ、アレキサンドリア・センナはアフリカのナイル中流域で栽培されアレキサンドリアに集散されたためアレキサンドリア・センナの名がある。日本に輸入されるものは前者が多く、後者はあまりない。欧米ではアレキサンドリア・センナが多く用いられる。 |
| 産地 |
|
| 成分 | ジアントロン類 (センノシドABなど。アントラキノン類 (アロエエモジン、レインなど) を含む。センノシドAよりもセンノシドBの含量が多い。 |
| 作用 | 蠕動運動促進 (センノシド類) 。 |
| 応用 | 緩下薬。少量で苦味健胃薬となり、消化を促進させるが、適量を用いると (3〜6g) 緩下作用を引き起こし食物の積滞、胸腹張満、便秘などを治す。特に熱結性便秘に用いられます。体力のない人には控えたほうがいい。 |
| 処方例 | 単味で用いることが多い。 |
| 用法・用量 | 粉末、流エキス、又は煎剤、粉末量としての一回分量は0.25〜0.5グラム 1日1〜3回服用しますが、通例大黄末と配合して用います。浸剤として用いることがある。 |