石膏 (せっこう)・焼石膏 (しょうせっこう)
神農本草経の中品に収載されています。
| 起源 | 天然の含水珪酸カルシウムはほぼCaSO4・2h1Oである。これが本草書にいう「軟石膏」です。「硬石膏」は天然の無水硫酸カルシウムです。「神農本草経集注」を著した陶弘景以来さまざまな解釈がなされ、後世のものを迷わせる原因となっていますが、本草書にいうこれらの石類生薬について、理石は今のFibrous Gypsum石膏はすなわち硬石膏 Anhydrite CaSO4. 長石、方解石は外観上のちがいこそあれ、本質は硬石膏と同じだといわれています。なお本草の長石は現在の鉱物学でいうFeldsparではない。焼石膏は石膏を110〜120℃で加熱し、CaSo・1/2h1Oの組成のもの。 |
| 産地 | 中国 (甘粛、湖北、山東、四川省には巨大な石膏の鉱床がある) 。日本にも多少産するが市場性はない。 |
| 成分 | 天然の含水硫酸カルシウム (結晶石膏) CaSO4・2h1Oが主成分で、硬石膏 (無水石膏) CaSO4を少量含むほか、SiO2、MgOAl2O3AFe2O3などを微量含有する。 |
| 薬理作用 | 止渇、解熱、腸管運動抑制、利尿、胆汁分泌抑制。 |
| 応用 | 炎症性疾患の解熱、止渇、鎮咳薬、煩渇、口渇、喘息、胃痛などに応用する。 |
| 処方例 | 大青龍湯、白虎湯、麻杏甘石湯、釣藤散など。 |
| 用法・用量 | 煎剤、先煎する。5〜30g。16g (15〜60g) 。 |
| 同類生薬 | 方解石、長石、理石など。 |
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1200円(税込1260円) |