●亀板(きばん) 神農本草経の上品に亀甲として記載されている。 「基源」 イシガメ科のクサガメの腹甲。 「産地」 中国(湖北、安徽、湖南、江蘇省など。 「成分」 膠質、脂肪、カルシウム塩などを含む。 「応用」 補腎、止咳、止血薬として、慢性の消耗熱、脚腰の痛み、慢性下痢、子宮出血、吐血、血尿などに応用する。 また、解熱、強壮の効果もある。 「処方例」 大補陰丸、亀板湯など。 「用法・用量」 丸剤、煎剤、散剤。1日3〜10グラム。