亀板(きばん)

神農本草経の上品に亀甲として記載されている。
「基源」
イシガメ科のクサガメの腹甲。
「産地」
中国(湖北、安徽、湖南、江蘇省など。
「成分」
膠質、脂肪、カルシウム塩などを含む。
「応用」
補腎、止咳、止血薬として、慢性の消耗熱、脚腰の痛み、慢性下痢、子宮出血、吐血、血尿などに応用する。
また、解熱、強壮の効果もある。
「処方例」
大補陰丸、亀板湯など。
「用法・用量」
丸剤、煎剤、散剤。1日3〜10グラム。