漢方生薬の中屋彦十郎薬局 / 会社案内
漢方生薬の中屋彦十郎薬局TOP >生薬の通信販売一覧>アケビの実
●アケビの実(あけびの実)
秋に実が熟すると果皮が割れ、中から白い果肉に包まれた種子が出てくる。
神農本草経の中品に「通草 (つうそう) 」の名で収載されている。
以前は山道をちょっと歩いても木の枝からぶさがっているアケビを見かけたものである。
(成分・分量)
- 日本産
アケビ科のアケビ、またはミツバアケビのつる性の茎を、通例輪きりにして乾燥したもの。
アケビは蔓性の落葉木で、全国の山野に自生する。蔓は左巻きにからまり、10メートル以上にも伸びて樹木に巻きつく。
葉は長楕円形の五葉からなる掌状複葉である。長柄があって互生する。
四月頃に新芽を出し、ほぼ同じ時期に暗紫色の小さい花を房状に開く。
秋になると、8cmほどの楕円形の果実が紫色に熟し、やがて縦に裂けて白い果実と白い小粒の種子が見える。
アケビの語源は「開け実」だという。果実は肉厚でかすかに甘い。残った皮も外皮をむいて油いためなどに使われる。
薬用となるのは太い蔓。落葉した11月頃直径1〜2cmほどの茎を採取し、2〜3cmに輪きりにする。
- 中国産の木通あるいは通草と称する生薬は非常に種類が多い。
- 大通草:ウコギ科のカミヤツデの茎髄。中国で通草としょうするものはこれである。
- 小通草:キブシ科そのほか同属植物の茎髄。
- 梗通草
- 関木通:ウマノスズクサ科のキダチウマノスズクサの茎。
- 准通 (わいつう):ウマノスズクサ科および同属植物の根。
- 川木通
- 木通:アケビ科のアケビの茎。 (江蘇省)
(産地)
日本、中国 (各地) 。
(成分)
トリテルペノイドサポニンのアケボシドを含有する。
(処方)例
当帰四逆湯、竜胆瀉肝湯、八味帯下丸など。
(用法・用量)
煎剤、散剤、丸剤。1日2〜6グラム。
(備考)
アケビの果実を食べると美容によい。
2024年5月21日現在、
中国刻み、エキス末日本100g、500g
の在庫がございます。
アケビの実 中国 刻み 500g
|
あけびの実 日本 原形 500g
|
アケビの実エキス末(八月札) 日本 100g
|
アケビの実エキス末(八月札) 日本 500g
|
<漢方薬・生薬使用上の注意>
体質や体調により合わない場合は摂取を中止してください。
<漢方薬・生薬取扱上の注意>
- 開封後は、性質上吸湿することがありますので、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管し、なるべく早めにお召し上がりください。
- 本品は天産品ですので、色・味・においなどが多少異なることがありますが、品質には問題ありません。
- 本品には防虫・防カビのために脱酸素剤が封入されておりますが、これを本品と一緒に煎じたり、食べたりしないようご注意ください。
<生薬の煎じ方>
「煎じる」という意味は、刻んだ乾燥品を水で煮て、その成分をしみださせることです。
その煎じた汁を「煎汁」あるいは「湯液」といってこれを飲むわけです。
毎日煎じ、その日のうちに飲むのが良い。
1日量を3回分に分け、食前または食間(食事と次の食事の間の空腹時間)に服用するのが目安です。
- まず煎じる容器を用意する。
(土鍋などの焼き物か、ガラス製のものが一番いい。ホウロウびきやアルミ、アルマイトのやかんでもよいが、鉄や銅のものは避ける。)
- 容器の中へ1日分の乾燥した刻み品をバラにして入れ、水を加える。水の量は大人で普通600mlぐらいである。
- 次に火にかける。火は中火より少し弱くする。
10分か20分で沸騰してきたら火をさらに弱くして煮こぼれないようにして、軽く煮立つようにする。このとき容器のふたはとっておいてもよい。
- 容器の中の水の量が約半分に減ってきたら、火からおろし、ただちに茶こしガーゼなどで、「かす」をこして取り去る。
カスを液体の中に入れたままにしてはいけない。水の量が約半分に煮詰まるまでの時間は約40分位が最適で、そのように火加減をすると良い。
水の量が半分になったのを知るには、煎じる前に刻み品と約半分量の水を入れ、その時の水分位置を覚えておくとよい。
- 約300mlまで煎じ詰めたら、朝、昼、晩と1日3回に分けて飲んでください。1回量は約100mlです。
温かいうちに飲んだほうがいいですが、夏の暑いときなどは残りは冷蔵庫に保管し、服用前に温めなおして飲んでもよろしいです。
※粉末の場合:粉末をそのまま服用する、又は一日量に少量のお湯とハチミツを加えて練りものとすることもできます。
※お茶にする場合:お茶にする場合は加熱時間を10分程度とすることもできます。
©2001 - 中屋彦十郎薬舗株式会社 All rights Reserved.
プライバシー保護方針 特定商取引法に基づく表記
本社・薬局/通信販売
〒920−0981 石川県金沢市片町1丁目1-29 TEL 076-231-1301/FAX 076-231-1306
工場
〒921−8117 石川県金沢市緑が丘21-9 TEL 076-245-3366
|