●白豆蔲(ビャクズク、びゃくずく)
第三類医薬品、白豆蒄は宋代の開宝本草に収載されている。
<ショウズクとビャクズク>
ショウズクはショウガ科Elettaria cardamomum Matonの果実。ショウズクは明治期に苦味チンキの原料として利用されていた。スパイスのカルダモンはショウズクのことで、元来漢方で使用されているのはビャクズクである。
「基源」
1)ショウガ科のビャクズク属Amomum kravanh Pierre ex Gagnepの成熟果実を乾燥したもの。
2)そのほかA. compactum. S.ex Mの果実。
3)広西壮族自治区に産する「土豆蔲」の果実である。普通は種子を用いるが、果皮、花の同様に用いられる。
「産地」
カンボジア、タイ。中国(雲南、広東)。
「成分」
精油2~8%。
「応用」
胃腸薬に配合されている。
香辛料。スパイス。カルダモンの香りはカルダモンコーヒー、デミタスコーヒーなどに利用されている。使うときは果皮を取り除く。
種子には樟脳に似た芳香があり、味は辛い。
「薬性」
辛。温。
「処方例」
香砂養胃湯。インドやサウジアラビアでは媚薬として利用されている。
「用法・用量」
煎剤、丸剤、散剤。1日0.5~2.0g。
「同類生薬」
小豆蔲、草豆蔲、肉豆蔲。
1)紅豆蒄 ショウガ科Alpinia galanga の果実を乾燥したもの。
2)草豆蒄 ショウガ科A.katsumadai H.の成熟果実を乾燥したもの。
白豆蒄 中国・インドネシア 刻み 500g
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<使用上の注意>
体質や体調により合わない場合は摂取を中止してください。
<取扱上の注意>
- 開封後は、性質上吸湿することがありますので、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管し、なるべく早めにお召し上がりください。
- 本品は天産品ですので、色・味・においなどが多少異なることがありますが、品質には問題ありません。
- 本品には防虫・防カビのために脱酸素剤が封入されておりますが、これを本品と一緒に煎じたり、食べたりしないようご注意ください。
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