ハーブバス
●ハーブバスの作り方●
”煮汁を加えてハーブバスを作る方法”
材料となるハーブを鍋に入れ、ひたひたの状態より少し多めに水を張る。
ふたをして、火にかける。
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沸騰したらふたをとり、煮汁が濃くなるまで煮だす。
材料が浮いてくるようなら、菜箸などで押さえておく。
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煮汁を漉しとり、お風呂に加えてよく混ぜる。
この他に、ハーブをそのまま湯に浸す方法もあります。
花部分を使うときなどは、そのままお風呂にうかべるだけで簡単にハーブバスが作れます。
また、簡便さ以上に浴槽に花咲く美しさが、ハーブタイムをより楽しくしてくれます。
しかし一方で、ハーブそのままを浴槽に入れる場合はパイプのつまりなどが気になるところです。
浴槽や風呂釜の種類にもよりますが、煮出し汁を加える方法を基本としておくと浴槽のトラブルを避けるために便利ではないでしょうか。
※大きめの果実をそのまま入れる場合の他は、ハーブをカーゼやさらし地の袋、もしくは、しっかりしたお茶パックに入れてから使用すると、材料のばらつき防止に有効です。
●ハーブバスを楽しむ際の諸注意●
※ハーブバスを楽しんだ後は、放置せずにお湯は抜いておきましょう。
色の出るような一部のハーブ・薬草を用いた場合に、あまり長時間放置すると浴槽に着色することがあります。
※樹脂成分を多く含むような材料(松、杉など)を使った場合、髪を洗うとべたつくことがあります。
※衣服にシミや着色を作る可能性があるため、残り湯洗濯は避けましょう。
●ハーブ成分の浸出速度●
ハーブや薬草の種類、また、ハーブの状態(乾燥したものか、生のままか)、ハーブの部位などによって成分の浸出速度が変わってきます。
大まかに言えば、
・揮発性の精油類は浸出が速い。
・乾燥したものは生のものより浸出しやすい。
・草本は木本より浸出しやすい。
部位で見ると、浸出のしやすさは
草本では花が最も浸出しやすく、続いて葉、茎、根の順です。(花>葉>茎>根)
木本では、花および果実、葉、枝および樹皮の順といわれています。(花・果実>葉>枝・樹皮)
例)
柚子、ミカン、カリンなどの実を用いるもの→そのまま浮かべても浸出できる。
バラ、コブシなど花を用いるもの→そのまま浮かべても浸出できる。
その他の葉、茎、根、枝・樹皮などを用いる場合は煮出してから加える方法をとることが多いです。
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