●肉豆く(ニクズク、にくずく)
「第三類医薬品」
宋代の開宝本草に収載されている。日本ではナツメグともいわれる。
「基源」
ニクズク科のニクズクの仮種皮および種皮を除いた種子。5〜9cmの果実のなかに3cmくらいの仮種皮におおわれた一つの種皮である。この仮種皮は香辛料のメースである。仮種皮を種皮から除いて伸展し「肉豆く花、肉豆く衣、玉果花」を作る。
これは精油6〜11%含み、香辛料などに用いる。
「産地」
原産地はバンダ諸島である。熱帯各地、東インド諸島、マレーシア、西インドに広く栽培されている。日本国内へ輸入されるのはインドネシア産である。
「精油」
精油2〜9%含有し、その構成成分はαーピネン、カンフェン、ミリスチンリナルールなどである。脂肪油でミリスチン、オレインが含まれる。
「応用」
駆風剤として用いられる。肉豆く油とする。
「用法・用量」
煎剤、丸剤、散剤。1日0.5〜2.0グラム。
肉豆く インドネシア 刻み 500g
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肉豆く インドネシア 粉末 500g
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