●鹿茸(ろくじょう、ロクジョウ)
第三類医薬品
鹿茸は神農本草経の中品に収載されている。鹿は鹿茸のみならず、種々の部位薬用としており、「本草綱目」には「鹿角」「鹿角膠」「鹿歯」「鹿骨」「鹿頭肉」「鹿蹄肉」「鹿脂」「鹿髄」「鹿脳」「鹿精」「鹿血」「鹿腎
(鹿鞭) 」「鹿胆」「鹿筋」「鹿皮」「鹿糞」「鹿胎糞」などの効用が記されている。
しかし現在市販されているものは、鹿茸、鹿角およびそれらの膠、鹿鞭、鹿尾鹿胎などである。
(起源)
脊椎動物門、哺乳類、偶蹄目のシカ科のマンシュウアカジカおよびマンシュウジカ「梅花鹿 (ばいかろく) 、花鹿 (かろく) 」の雄のまだ角化していない、もしくは、わずかに角化した幼角
(袋角) 。前者の幼角を「馬鹿茸 (ばかじょう) 」、後者からのものを「花鹿茸」または「梅花鹿茸」と称しており、現在日本に輸入される中国およびシベリア産のものはこの二種に限られ、特に前者が主である。ときにニュージーランド産のものが輸入されことがあるが品質は劣る。
(産地)
中国 (吉林、遼寧、河北省などに主産する。) 、ロシア (シベリア) 。
(成分)
コラーゲン、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、蛋白質からなり、一般分析値は水分約10%、有機物約50%、水溶性エキス約10%、アウコールエキス約1.5%、エーテルエキス約1%、灰分約35%である。
マンシュウジカの幼角からはコレステロール誘導体、ウラシル、ヒポキサンチン、クレアチニン、ニコチン酸、尿素、p-ヒイドロキシベンツアルデヒド、p-ヒドロキシ安息香酸、ウリジンが分離されている。
(用法・用量)
丸剤、散剤、酒剤。1日1〜2.5グラム。
ご存知の鹿は一夫多妻の動物であり、その角は真皮から生えたものであり、オスジカの頭上に隆々とそそりたち成長がきわめて早く、毎年生えかわります。春の初めコブ状の角がニョキニョキと生えはじめます。
これをナスビ状の鹿茸と呼んでいます。しばらく経ちますと角は分岐し、大きくなってきます。角は褐色の毛でおおわれ、にぎるとしっとりと油気があります。本邦への輸入は主にロシアのものですがマンシュウアカジカといわれるもので、灰褐色の毛でおおわれています。中国からの輸入品はマンシュウシカとよばれロシア産より少し小型で褐色の毛でおおわれてい
ます。鹿茸は生きているシカをつかまえて未だ若い毛のびっしり生えた角を切りおとすのですが切り口からからはどっと真っ赤な血が流れ出します。そして、角
(茸)の中の血液をぬいて、水にいれ2〜3時間煮沸し、室内で1ヶ月以上乾燥して市場にだします。
秋になると角は角化して固い角になってしまいます。鹿角 (ろっかく) です。鹿茸は先の方から、上台、中台、下台と呼ばれ、上の部分ほど上等品とされています。乾燥した鹿茸は一旦、水につけ表面が少し柔らかくなったところで切断機で薄く切って切片状にします。これをわれわれのような漢方薬局で売るのです。
中国最古の薬物書「神農本草経」では鹿茸はいっさいの精力を生ぜしめ 血を養い、陽道を堅くし男子の腰と腎が虚冷しているのを治すといわれています。
この鹿茸とクコの実と高麗人参の三点をホワイトリカーにつけこんでおきます。 甘味のほしい人は氷砂糖適量いれておきます。一週間位経つと 飲める様になります。一ヶ月経てばなおいいでしょう。歴代の中国の皇帝も愛用したといわれる逸品です。
●上記写真のような大きさ長さで約97cm、重さ約2kgのものが在庫あります。
価格はお問い合わせください。(TEL076-231-1301)
鹿茸 中国 砕き 10g
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鹿茸 中国 丸切 100g
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鹿茸 中国 粉末 100g
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