起源 |
ユリ科のサルトリイバラの塊茎。捨てられた病人が山から帰ってきた逸話からこの名がある。 |
産地 |
中国 (広東、湘南、湖北、浙江、四川、安徽省など) 。 |
成分 |
フラボノイドのジスチリン、アスチルビン、エンゲリチンなどを含有する。 |
香り |
弱い香り。 |
鑑別 |
茯苓と形が似ていることから土茯苓とよばれるが、植物学的には全く異なるものである。混同しないように注意したい。 |
処方例 |
香川解毒剤。八味帯下丸。その他家庭薬製剤に配合されてます。 |
用法・用量 |
煎剤。散剤。1日4〜10グラム。 |
類似生薬 |
日本では山帰来としてサルトリイバラの根茎をあてていますが、中国では本種を「ばっかつ」にあてています。 |