起源 |
アカネ科のコリンクチナシ、およびその品種の水梔子、クチナシ、コクチナシなどの果実。 |
産地 |
中国 (湖南、江西、福建省など) 、台湾、日本(香川、鹿児島など) 、韓国。 |
成分 |
イリドイド配糖体 (ゲニポシド、ゲニピンなど) 、黄色色素、脂肪油、フラボノイドなどを含有する。 |
香り |
クチナシの花の香りはジャスミン系に似る 。山梔子はやや焦げたような香り。 |
炮製 |
砕いた山梔子を鍋に入れ強火で焦げ目がつくまで炒り冷ます。 |
応用 |
粉末を黄檗などと混和し酢で練り外用する。
天然黄色染料。沢庵を染めるのに利用されている。 |
処方例 |
黄連解毒湯、茵陳蒿湯、荊芥連翹湯。 |
用法・用量 |
煎剤、散剤。1日2〜5グラム。 |
参考 |
コリンクチナシには多くの品種があり、果実の色や形で「山梔子」「水梔子」「江梔子」「黄梔子」などと称される。
「山梔子」は丸手のもの、「水梔子」は長手のもの。下記の丸手は丸手のみを集めたもの。 |