センナダイオウ錠
センナダイオウ錠<指定第2類医薬品>
センナダイオウ錠は6錠中にセンナ900mg、ダイオウ450mgを含有した漢方の錠剤です。
一回に三錠をめやすに服用してください。
下記に成分のセンナとダイオウの説明があります。
指定第二類医薬品
センナダイオウ 300錠
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センナダイオウ 300錠 5個セット
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<配合成分について>
センナ葉
世界最古の医学文書「エーベルス・パピルス」 (紀元前1552年) に、ヒマシやアロエなどの下剤とともに収載されています。11世紀頃、アラビアのカリフの侍医により、アロエに代わる下剤として広くヨーロッパへ紹介された。日本の薬局方でも初版から現在にいたるまでずっと収載されてきました。中国では近年になってから薬用とされたもので今世紀の初頭の書かれた「飲片新参」に「番瀉葉」の名でみられます。
起源 |
マメ科のチンネベリ・センナ、またはアレキサンドリア・センナの小葉。チンネベリ・センナはインド南端で栽培されていたものであったためチンネベリ・センナの名で呼ばれ、アレキサンドリア・センナはアフリカのナイル中流域で栽培されアレキサンドリアに集散されたためアレキサンドリア・センナの名がある。日本に輸入されるものは前者が多く、後者はあまりない。欧米ではアレキサンドリア・センナが多く用いられる。 |
産地 |
- チンネベリー・センナ:インド南端西ガード山系の東斜面にあるケララ州チンネベリー地方 (栽培品) 。およびラムナッド地方 (野生品) に産する。
- アレキサンドリア・センナ:アフリカのナイル川中流地方 (野生品) に産する。
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成分 |
ジアントロン類 (センノシドABなど。アントラキノン類 (アロエエモジン、レインなど) を含む。センノシドAよりもセンノシドBの含量が多い。 |
作用 |
蠕動運動促進 (センノシド類) 。 |
応用 |
緩下薬。少量で苦味健胃薬となり、消化を促進させるが、適量を用いると (3〜6g) 緩下作用を引き起こし食物の積滞、胸腹張満、便秘などを治す。特に熱結性便秘に用いられます。体力のない人には控えたほうがいい。 |
処方例 |
単味で用いることが多い。 |
用法・用量 |
粉末、流エキス、又は煎剤、粉末量としての一回分量は0.25〜0.5グラム 1日1〜3回服用しますが、通例大黄末と配合して用います。浸剤として用いることがある。 |
大黄 (だいおう)
神農本草経の下品に収載されています。別名を「将軍」と称するが、陶弘景は「大黄とはその色である。将軍なる号はその薬効が峻烈、快速なのを表示したものだ。」と述べている。非常に古くから薬用とされ、中国では既に戦国時代にその記載がみられるほか、ヨーロッパでは「ギリシャ本草」にも収載されている。
起源 |
タデ科のダイオウ、ヤクヨウダイオウ、チョウセンダイオウまたはそれらの種間雑種の通例、根茎である。中国で正品大黄として薬局方 (中国薬典) に規定されているものは前三種である。薬用に重用される種類は"錦紋大黄"と称するものである。R.tanguticumは近年、四川省、青海省およびチベット自治区のフロラが明らかになるにつれてR.parumatumの変種とする考えかたが一般的になっています。
また、成書で大黄の起源植物をR.officinaleとしているものを多く見かけるが、R.officinaleは産量が少なく本種由来の大黄の市場性は低い。実際に市場でみられる正品大黄のほとんどはR.parumatumもしくはRparumatum
var tangutitumeである。"和大黄"はカラダイオウの根茎で、かって奈良県で栽培され流通していたが、現在は全く市場性がない。 |
産地 |
- 中国産錦紋大黄系大黄:陜西、甘粛、四川、貴州、雲南省など、青海省同仁一帯に産するものが品質良好とされ「西寧大黄」と称される。
- 日本では北海大黄、信州大黄の二品種が北海道、長野、群馬で栽培されています。信州大黄は朝鮮大黄と大黄を交配させたものである。生薬として利用されているものの殆どは中国産である。
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成分 |
ジアントロン誘導体 (センノシドA〜F) 、アントラキノン誘導体 (クリソファノール、エモジン、アロエエモジン) 、ナフタリン誘導体、タンニン類、スチルベン誘導体
(ラポンチシン、デオキシラポンチシンなど) を含有する。 |
薬理作用 |
瀉下 (エキス、大黄末、センノシドA。抗菌、抗真菌 (カテキン) 。血中尿素窒素低下 (ラタンニン) 。抗炎症、鎮痛 (リンドレイン) 。 |
応用 |
緩下、健胃薬。漢方では実証タイプの結毒を排除し、通利を促し、胸満A宿便、宿食、便秘による腹痛、化膿性腫脹を治す要薬です。 |
処方例 |
大承気湯、小承気湯、大柴胡湯、など。 |
用法・用量 |
煎剤、丸剤、散剤、0.5〜10g。6.4g (3〜30g) 。粉末を用いる際は一回分量0.7〜1.4g、1日1〜3回とする。煎用する場合は長時間煮沸しないようにする。処方体質によっては大黄を酒蒸し、酒浸したもの用いることがある。これは修治の一つで、酒によって寒を緩め大黄のもつ強い薬性をおさえるものです。大黄は服用量、体質および症状条件によってその作用に著しい差異があるから、服用に際しては十分な注意が必要です。本来大黄の効能は毒の排除であり、瀉下作用はその一部にすぎないので、単なる下剤でもない。 |
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