紫根（しこん、シコン）：漢方薬、生薬の通信販売

●紫根（しこん、シコン）

神農本草経中品に紫草の原名で収載されている。

(起源)

ムラサキ科のムラサキの根。「硬紫根」と称します。日本ではムラサキの根は天平の頃から紫色の染色に用いられ、江戸時代に江戸紫として有名であった。紅花、藍とともに日本三大色素の一つ。

(産地)

中国 (東北諸省、甘粛、山東、山西、河南省など) 、韓国、日本(長野、北海道) 。

(成分)

ナフトキノン誘導体のシコニン、デオキシコニン、アセチルシコニンなどを含む。

(処方例)

紫雲膏

(備考)

外面が濃い紫色で皮の分厚いものが良品。
江戸時代末期、現在の和歌山県の外科医の華岡青洲は外用膏薬として紫雲膏を考案した。また、中国・明の時代の医書「外科正宗」にある潤肌膏に由来している。

(用法・用量)

軟膏剤、煎剤、化粧水。1日1〜5グラム。

魔女たちの２２時でも話題になった紫根です。

『魔女たちの２２時』で紹介された内容はこうでした。
　幼い頃、母が塗ってくれていた「紫雲膏（しうんこう）」という塗り薬。そして、紫雲膏がシミの肌にも効くかと、肌にぬってみたのだが、ベトベトして塗りにくい・・。良い方法はないかと、紫雲膏について調べてみた。
　「紫根」でオリジナルの紫根化粧水を作ることに！紫根１５グラムを３００ccの水にいれ弱火で１５分程煮詰める。そして茶漉しでこし冷まして完成！こうして出来あがったのを朝晩肌に塗っていった。
※必ず使用する前にパッチテストをすることをお奨め致します。余った紫根化粧水は冷蔵庫に保管してください。また、保存料が含まれていませんので早めにお使い下さい。3〜4日後には新しく作ったほうがいいでしょう。

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