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●大棗(たいそう、タイソウ)
大棗は神農本草経の上品に収載されています。
「大なるを棗といい、小なるを棘(きょく) という」といわれる。
棘 (きょく)は酸棗 (サネブトナツメ)のことである。酸棗仁は大棗の種とは異なり、直径も2〜3mmあり大きい。
紅棗とも呼ばれる大棗の種は1mm以下の種を内包する。
(起源)
クロウメモドキ科のナツメの果実。
果実の大きな栽培品種も本変種に内包される。
(産地)
中国山東、河南省に主産するものが品質最良、そのほか河北、四川、貴州などの各省にも産する。
日本では大阪の河内や岐阜県古川などで栽培されているが産量は少ない。
各地で栽培されているものは殆どが食用です。
(成分)
サポニン (ジジフスサポニンI、II、III、ジュジュボシドなど) 、トリテルペノイド、糖類、サイクリックを含む。
(使用)
生姜や甘草とともに矯味や滋養を目的として使用される。
大棗は下記のように乾燥の程度が異なる品が混在して流通している。
区別すると下記の一覧になる。種を取り去るのが慣例。種なしの記載のないものは1ミリ以下の小さな種も混入している。
(処方例)
甘麦大棗湯、桂枝湯など。
(用法・用量)
煎剤、1〜9g
百薬を和すといわれ、さまざまな処方に配合される。
大棗(小) 中国 (弱乾燥)生 500g
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大棗(大) 中国 (弱乾燥)生 500g
(小)に比べ甘い
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大棗 中国 (弱乾燥)刻み 500g
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大棗 中国 (弱乾燥)丸切り 500g
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大棗 中国 (強乾燥) ドライ刻み(種なし) 500g
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大棗 中国 粉末 500g
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大棗エキス末 中国産 100g
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大棗エキス末 中国産 500g
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<使用上の注意>
体質や体調により合わない場合は摂取を中止してください。
<取扱上の注意>
- 開封後は、性質上吸湿することがありますので、湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい場所に保管し、なるべく早めにお召し上がりください。
- 本品は天産品ですので、色・味・においなどが多少異なることがありますが、品質には問題ありません。
- 本品には防虫・防カビのために脱酸素剤が封入されておりますが、これを本品と一緒に煎じたり、食べたりしないようご注意ください。
<煎じ方>
「煎じる」という意味は、刻んだ乾燥品を水で煮て、その成分をしみださせることです。
その煎じた汁を「煎汁」あるいは「湯液」といってこれを飲むわけです。
毎日煎じ、その日のうちに飲むのが良い。
1日量を3回分に分け、食前または食間(食事と次の食事の間の空腹時間)に服用するのが目安です。
- まず煎じる容器を用意する。
(土鍋などの焼き物か、ガラス製のものが一番いい。ホウロウびきやアルミ、アルマイトのやかんでもよいが、鉄や銅のものは避ける。)
- 容器の中へ1日分の乾燥した刻み品をバラにして入れ、水を加える。水の量は大人で普通600mlぐらいである。
- 次に火にかける。火は中火より少し弱くする。
10分か20分で沸騰してきたら火をさらに弱くして煮こぼれないようにして、軽く煮立つようにする。このとき容器のふたはとっておいてもよい。
- 容器の中の水の量が約半分に減ってきたら、火からおろし、ただちに茶こしガーゼなどで、「かす」をこして取り去る。
カスを液体の中に入れたままにしてはいけない。水の量が約半分に煮詰まるまでの時間は約40分位が最適で、そのように火加減をすると良い。
水の量が半分になったのを知るには、煎じる前に刻み品と約半分量の水を入れ、その時の水分位置を覚えておくとよい。
- 約300mlまで煎じ詰めたら、朝、昼、晩と1日3回に分けて飲んでください。1回量は約100mlです。
温かいうちに飲んだほうがいいですが、夏の暑いときなどは残りは冷蔵庫に保管し、服用前に温めなおして飲んでもよろしいです。
※粉末の場合:粉末をそのまま服用する、又は一日量に少量のお湯とハチミツを加えて練りものとすることもできます。
※お茶にする場合:お茶にする場合は加熱時間を10分程度とすることもできます。
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