加味逍遙散（かみしょうようさん）処方解説：漢方薬の通信販売

イライラの漢方薬/加味逍遙散（かみしょうようさん）

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加味逍遙散（かみしょうようさん）【和剤局方】

加味逍遙散は更年期障害のイライラやホットフラッシュ、 不定愁訴の第一選択となりやすい。

その中でも適する方は下記のようになる。男性にも用いる。

基本的には柴胡剤であり、補血剤。

そのため胸脇苦満があって、体内にこもり熱があるときがよく、肌は血色が悪く月経不順。痩せ型が多い。口は乾き、肩こりして眠れず、熱さと寒さが交互にやってくる。

丹梔逍遙散ともいう。

加味逍遙散は逍遥（行く当てもなくあっち行ったりこっち行ったり）の症状を呈することから加味逍遥散ともいわれるが微妙に漢字が異なる。

「逍遙散、血虚労倦、五心煩熱、四肢疼痛、頭目昏重、心しょう煩赤、口燥、咽乾、発熱盗汗、減食嗜臥、及び血熱相うち、月水調わず、臍腹脹痛、寒熱虐の如くなるを治す。また室女血弱、陰虚して栄衛和せず、痰嗽潮熱、肌体羸痩し、漸く骨蒸と成るを治す。」

構成生薬

目標

気分が落ちつがず、物事が気にかかって疲れやすく、いろいろの不定愁訴の多いもの。

四物湯と合法して皮膚病 (湿疹など) に適用。柴胡剤は便通がよくなることが多いので便秘がある方にもよい。

病位は少陽にある。気血両虚に肝鬱化火を伴う状態が適する。

適応症

冷え性、虚弱体質、原因不明の微熱、肝機能障害、神経性発熱、月経不順、月経困難、帯下、種々の婦人科疾患、 血の道症、神経症、肝斑、じんましん、手掌角化症、ヒステリー

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