やせすぎ
やせすぎと漢方薬について
やせすぎは、一般に胃腸の働き (消化、吸収する能力) が弱く、神経質な人に多い。
また過労や過度の体力消費 (運動量などが多すぎる)の傾向のある人にもあります。
やせていても、元気はつらつしていて、日常生活に何の苦痛もなければ、病的ではないし、ふとる必要もない。
しかし、すこしずつ体重が減少して、やせていき、顔色が悪く、疲労しやすく、食欲不振、貧血などがあれば、十分な診察や精密検査が必要であります。
一般にたいした病気もなく、なんとなく調子が悪く、胃腸が悪くてやせすぎている 、漢方でいうところの虚証のひとは、冷え性などを伴っている場合が多く、漢方治療を気長におこなうと丈夫になり、ふとることができます。
- 小柴胡湯
子供などで、食欲がなく、扁桃炎をおこしやすく、かぜをひきやすく、やせているときに用います。
- 小建中湯
体が虚弱で、顔色が悪く、風邪をひきやすい、いくら食べてもふとらない、便秘がちで、よく腹痛を訴え、臍のあたりが痛むもの、また小便が近くて色もうすいもの、鼻血がよくでるものなどに用います。
- 十全大補湯
大病などの後や、特に病気はなくても、全身が衰弱して、体がだるく、食欲不振、貧血、手足の冷え、寝汗などの症状があって体力も気力も衰えているときに用います。
- その他
六君子湯、人参湯、当帰四逆加呉しゅ萸生姜湯、補中益気湯 、四君子湯などがあります。
※※ご相談なさりたい場合は「漢方相談問診表」をご利用ください。
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