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「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第104号 2004年4月12日
江戸時代の薬(竜骨)、漢方薬膳料理(ピーマン)
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江戸時代の薬(竜骨)
「竜骨(りゅうこつ)」
竜は中国から伝わった架空の動物である。
駱駝に似た頭には鹿の角が生え、目は鬼のように鋭く、腹部は大蛇に魚の鱗があって、虎のような手には鷹の爪があるという。
この竜にちなんで名づけられた竜骨という生薬である。
しかし、実在した竜の骨ではない。
新世紀の大型哺乳動物の化石化した骨である。
マンモスゾウ、サイ、ウマ、ウシなどの骨である。
主成分は炭酸カルシウムで、ほかにリン、カリウム、ナトリウムなどの酸化物から成り立っている。
微量元素としてマンガン、マグネシウムも含まれ、アラニンやグリシンというアミノ酸も含まれている。
漢方ではこの竜骨を牡蠣の殻と配合し、精神不安の症状に処方してきた。
柴胡加竜骨牡蠣湯という処方などはこの竜骨が配合されている。
当時は真実、竜の化石と思われていたようです。
漢方薬膳料理(ピーマン)
「ピーマンの肉詰め」
ピーマンはビタミンCが豊富で、レモンに匹敵するくらいで、しかも加熱しても破壊されにくい。
血管壁を強くするビタミンPが含有されている。
一.ピーマン六個は縦二つに切り、種子を取る。
牛ひき肉三百グラム、パン粉カップ二分の一、牛乳大匙五、玉ねぎ四分の一のみじん切りを良く混ぜ、塩、コショウをする。
次に、ピーマンの内側に小麦粉を軽くふり、用意した肉を詰め込む
二.サラダ油大匙五を熱し、肉を詰めた側から焼き、焦げ目がついたら返して焼く。
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