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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第112号 2004年6月7日
江戸時代の薬(庄田の金竜丹)、薬の作り方(煎剤)
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江戸時代の薬(庄田の金竜丹)
「庄田の金竜丹」
当帰、地黄、芍薬、川きゅうなどの血流をよくする婦人薬を主成分とし、沈香、白檀、片脳、龍脳など香りと、鎮静、清涼成分が含有され、ビンロウジュなどは麻酔的な作用もあるので、
すっとして気分がよくなるのではないだろうか。
植物成分十二、芳香成分二、動物薬麝香一から構成されている。
かなり独特の味と匂いがきつく、なれれば病みつきになるかもしれません。
薬の作り方(煎剤)
「煎剤」
煎じるのは木部、樹皮、根など主として硬い部分の成分など、抽出しにくい場合に使います。
じっくりと有効成分を取り出します。
二十〜三十分間ほどとろ火で煎じます。
加熱した状態で成分が抽出されるので、浸剤よりも高い温度で抽出されると考えたほうがいいでしょう。
出来上がった煎剤は内服したり、湿布薬、浴用剤としても用いられています。
浸剤と同様に冷蔵庫の保管し二十四時間以内に使います。
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