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 中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン 
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
                  中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第113号   2004年6月14日 
                   
                  江戸時代の薬(神仙丹(しんせんたん))、薬の作り方(チンキ剤)
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                  江戸時代の薬(神仙丹(しんせんたん)) 
                  「神仙丹(しんせんたん)」 
                  丸薬です。 
                  沙参、甘草、胡椒、ウコン、紫檀の五つの薬草で構成されています。 
                  大人、小人を問わず滋養強壮、胃腸虚弱者に広く用いられたようです。 
                  糊で丸薬にして、赤い丸衣をほどこしてあったようで、携帯にも便利で、重宝したのではないでしょうか。 
                   
                  薬の作り方(チンキ剤) 
                  「チンキ剤」 
                  材料となる生薬を無水エタノールやウオッカなどの無臭の蒸留アルコールに浸して有効成分を取り出す方法をさしています。 
                  ウオッカの濃度は40度くらいのものを使うのがいいでしょう。 
                  チンキ剤は水では溶けないような成分を抽出できる利点があります。 
                  アルコールの濃度によって異なる成分を取り出すことも可能です。 
                  アルコールには殺菌力がありますから、できあがったチンキ剤は冷暗所で一年位保存が可能です。 
                  密閉容器に入れ、使用の都度しっかりと蓋をしておきます。 
                  チンキ剤は、数滴を直接口にたらすとか、お湯でうすめる、などして内服薬やうがい薬、湿布、ローションなどに入れるなどして用います。 
                   
            (発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎   石川県金沢市片町1丁目1−29 
                   
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