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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第116号 2004年7月5日
江戸時代の薬(精命丹(せいめいたん))、薬の作り方(カプセル剤)
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江戸時代の薬(精命丹(せいめいたん))
「精命丹(せいめいたん)」
香附子、白朮、丁字、胡椒、茯苓、乾姜、肉桂、良姜の八味からなっている芳香性健胃薬である。
すべてが植物成分であるから、胃腸虚弱の老若男女に広く飲まれたものと思われる。
胃腸虚弱、滋養強壮というところだろうか。
薬の作り方(カプセル剤)
「カプセル剤」
前回作った散剤が苦くて飲みにくい或いは湿ってすぐに固まるような場合はカプセル剤にします。
カプセルは001号のものを薬局で買い求めます。
散剤を懐紙の上に置き、あらかじめ左右に引っ張ったカプセルを左右の手に持ちます。
二つに分けたカプセルを両手に持ってすくうようにしてカプセルに詰めます。
夫々が一杯になったら左右をドッキングさせ一つにします。
遮光ガラス容器で保存し、乾燥剤を入れておきます。
製造年月日も記入します。
冷暗所に保存します。
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