| 中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン 「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第211号   2006年5月22日 
 強精粥の楽しみ方(和木瓜(わもっか))、薬酒の楽しみ方(海松酒(かいしょうしゅ))-------------------------------------------------------------------------------- 強精粥の楽しみ方(和木瓜(わもっか)) 和木瓜(わもっか)造血強壮粥」 和木瓜の小さく刻んだもの五グラムを目の粗い布の袋に入れて 紅茶カップ半杯の米と共に粥に仕上げる。 造血と浄血の効が強く、強壮薬として期待できる。 他の生薬を加えるとすれば、大棗を大粒なら三個、中小なら 四個を果皮に切れ目を入れて粥のなかに入れて一緒に煮る。 和木瓜は薬汁だけ用い、大棗は果皮も果肉も食べられる。 
 薬酒の楽しみ方(海松酒(かいしょうしゅ)) 「海松酒(かいしょうしゅ)」 海松子は肉付きのもの二百グラム、甘味料二百グラム、焼酎 一リットル。海松子は堅い皮がついているから、叩いて砕き 、そのまま壜に詰めて甘味料と焼酎をいれる。 二ヶ月くらいおいてから布で漉すと、誰にも喜ばれる甘い酒 ができる。 一日の用量は小酒盃に二〜四杯、三回くらいに分 けて服用する。 赤松や黒松の実は味はよくないが、 海松子は味もよいし強精効果も期待できる。 長命で数百歳の長寿の仙人は海松子を常食にしたという。 搗き砕いて練り、酒にひたして食したという。 複方酒としては茯苓、天門冬を入れると良い。 
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