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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第213号 2006年6月5日
強壮粥の楽しみ方(ヨクイニン強壮滋養粥)、江戸時代の薬(茜草(あかねそう))
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強壮粥の楽しみ方(ヨクイニン強壮滋養粥)
「ヨクイニン強壮滋養粥」
ヨクイニン十グラム、急いで作りたい時は叩き砕いて荒い粉 くらいにする。
普通は水に浸して一〜二時間おいて柔らかく して、紅茶カップ半杯の米と一緒にして粥にする。
虚弱体質の改善や疲労回復によく、強精の効果もあるほか 神経痛やリュウマチの鎮痛薬としても良い。
他の生薬を加える場合は天門冬八グラムを小さく刻んで、 ヨクイニンとともに米にまぜて粥に仕上げる。
甘味のある美味な粥となる。
江戸時代の薬(茜草(あかねそう))
「茜草(あかねそう)」
茜染めでしられるこのアカネソウは各地の山野に自生する蔓性 の多年草でアカネ科、根は細くて暗赤色であるが乾燥すると 暗紫色に変わる。
秋には淡黄色の小花を円錐形につけ多肉で 熟すると赤から黒になる。
生薬名は茜草根(そうそうこん)で 江戸時代には腎臓病のむくみに応用した。
月経不順にも利用され、、また根の濃い煎じ液でうがいすると口内炎や扁桃腺炎 に効くという。
鼻血がでたときには濃液を直接塗布したりも したらしい。
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