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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第258号 2007年4月25日
薬湯の利用の仕方「五木八草湯(ごぼくはっそうとう)」、薬用茶の作り方「ユーカリ茶」
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薬湯の利用の仕方「五木八草湯(ごぼくはっそうとう)」
「五木八草湯(ごぼくはっそうとう)」
五木八草湯(ごぼくはっそうとう)は矢傷、槍傷、刀傷の治療 のたに古くは室町時代から使われていたようだ、収斂、消炎、細胞賦活の作用を期待したものでした。
薬草だけではなく「信玄の隠し湯」で知られるごとく傷を癒す温泉の発掘もさかんに行われていたようだ。
それと疱瘡の流行や大地震、水害などの傷病者の治療用に自然発生的に生まれたものということができるのではないか。
五木八草湯(ごぼくはっそうとう)は創傷、やけど、かぶれ、ひび、あかぎれなどに幅広く利用された。
大衆浴場である銭湯が広く一般に普及したのは江戸時代になってからだといわれる。
大阪落城から十数年を経た寛永時代にすでに湯女風呂が江戸で流行したというのには驚かざるをえない。
この点から考えると風呂は特殊浴場のほうが本家であるような気もする。
しかし、この湯女風呂は風紀の乱れを理由にたびたび取り締まられていたようで、今とあまり変わらないような気もする。
薬用茶の作り方「ユーカリ茶」
「ユーカリ茶」
亜熱帯地方に栽培されているユーカリは品種だけで六百種あるといわれる。
ユーカリの葉には主成分としてエラーグ酸が含まれビタミンEの五十倍も老化防止に効果があるという。
ユーカリの糖分は多糖体で、成人病に効果があるという食物繊維である。
またユーカリから抽出した精油はアロマテラピーの分野でも利用されている。
ユーカリはお茶なのに、カフェインは含まれていない。
カルシウムの含有量が多く、カリウムを多く含むのが特徴である。
利尿作用がすぐれ水分代謝が促進される。
またユーカリ葉の表面には、SODという酵素が含まれ肝臓・腎臓などのガンに対し効果があるというので、注目されている。
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