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中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第32号 2002年11月11日
精力剤(三)
精力剤(三)
まず勃起不全になる原因として男性ホルモンの分泌不足があげられます。
前にもお話し申し上げたように、男性も40歳をすぎると男子の更年期にはいり、生殖機能の働きを促すホルモンの分泌がおちてきて勃起能力がなくなり、性欲そのものがなくなるだけでなく、射精をコントロールする射精閉鎖筋の能力も衰えて早漏になったりするのです。
ではどうしたら勃起不全にならないようにできるのでしょうか、糖尿病をはじめ慢性病にかからないようにすること、規則正しい生活をするということ、ストレスがたまらないようにすろことも重要です。それでも、「よる年波にはかてないのです。」やはり精力剤の出番でしょう。
人一倍節制していても誰にも訪れる人生のたそがれの時期をいかにして充実感をもって生きるかはその人の対応の仕方にかかっているといっても過言ではないでしょう。
中高年にみられる男性ホルモンの分泌低下による勃起不全は男性ホルモンを補ってやればいいわけです。
外からの応援をうけた男性ホルモンは勢いづいて分泌作用が活発化し生殖機能が回復し、勃起力が増大するのです。
これには飲み薬と塗布薬があります。睾丸や副腎で作られる男性ホルモンはテストステロンという物質ですがこれをこのまま口からいれても吸収されません。勃起には何の効果もありません。
そこで体内で吸収されやすいように人工的に化学合成して作ったのがメチルテストステロンです。 男性ホルモンの入った精力剤で飲み薬の場合はたいがいこのメチルテストステロンが配合されています。
一方、塗り薬の場合はテストステロンをそのまま使います。このテストステロンを直接ペニスに塗ったり、メチルテストステロンを飲んだりしますと、血液のなかに男性ホルモンが増え回復してきます。
とくにメチルテストステロンは体内に入りますと男性ホルモンとして蓄積され効き目が現れてきます。
一般的にホルモン分泌低下による勃起不全は治りやすいのです。それまで役たたずだったものが一度ホルモン剤で元気を回復すると精神的にも自信がつきSEXの回数も増え、それによって衰えていた男性ホルモンの分泌が再び活発になり勃起不全が改善されるのです。
しかし、前立腺肥大の人はホルモン剤は内服も塗布薬も避けたほうがいいでしょう。漢方薬かヨヒンビン製剤でしょう。
糖尿病のかたもホルモンの内服はさけたほうがいいでしょう。この塗布剤は勃起力をたかめるだけでなく早漏防止にも効果があります。
男性ホルモンの内服薬としては ●金蛇精 ●プリズマホルモン錠 ●活力M ●延寿回生 などがあります。
男性ホルモンの塗布剤としては ●オツトピン ●トノス ●強力ラール ●オノック などがあります。
このほかに中枢神経に作用して勃起不全を治すさらに強力な内服薬がありますがこれは次回にお話し申しあげます。
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