竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)
当ページは竜胆瀉肝湯処方の解説をしております。
→竜胆瀉肝湯の通販購入ページはこちらから
竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)【薛氏・一貫堂】
下焦(下腹部陰部)の湿熱をとる。
湿熱とは湿と熱があわさった病理産物。
この場合、炎症部位を指す。充血、腫脹、痛みがあるものに用いる。
下腹部下の臓器(膀胱・子宮膣部・睾丸・尿道)の炎症を去る作用がある。
「肝経の湿熱あるいは嚢癰(淋毒性副睾丸炎)、便毒、下疳(梅毒潰瘍)、懸癰(会陰部の癰)、腹痛やくが如く作り、小便渋滞、あるいは婦人陰隆(バルトリン腺と大陰唇)痒痛、男子陽挺(亀頭)腫脹、あるいは膿水出すを治す。」(薛氏十六種)
「龍胆瀉肝湯は解毒証体質者の下焦の疾病に主に用いるので小児期には稀有である。そのため龍胆瀉肝湯は青年期以降に応用される」(一貫堂)
薛氏は亜急性期、一貫堂は慢性期に用いられることが多い。
構成生薬
<薛氏十六種>
地黄/当帰/木通 |
各5.0g |
黄芩/沢瀉/車前子 |
各3.0g |
竜胆/山梔子/甘草 |
各1.0g |
<一貫堂>
竜胆/沢瀉 |
各1.6g |
当帰/芍薬/川芎/
地黄/黄連/黄芩/
黄柏/山梔子/連翹/
薄荷/木通/浜防風/
車前子/甘草 |
各1.2g |
目標
冷え性ではなく、脈にも腹にも力があるもので下腹部が緊張している。
下腹部臓器、陰部の熱感、充血、疼痛、腫脹のあるもの排尿痛、尿の淋歴、頻尿、帯下などを伴うもの。
慢性的な方は湿熱を溜め込む傾向があり、手足のひらは汗ばみ、食事は厚味脂性食を好む。
適応症
膀胱炎、尿道炎、バルトリン腺炎、陰部潰瘍、陰部湿疹子宮内膜炎、トリコモナス、鼠径リンパ腺炎、睾丸炎、淋疾、頑せん (タムシ)、 帯下、陰部痒痛
▼竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう/漢方薬の通信販売:価格表)▼
自分に合った漢方を見つけよう
★症状から漢方薬を探す
(お悩みの症状から検索して、どんな処方がいいのか大まかにわかります。)
●体の部位で漢方を探す
●自覚症状から漢方を探す
★漢方薬販売
(その他の漢方処方薬を買いたい方はこちらをご覧ください。
各々の漢方処方について解説しております。)
★漢方相談できます→「漢方問診表」<<お勧めします
( ネット上から漢方相談が可能です。漢方薬生薬認定薬剤師が担当いたします。)
※※ご相談なさりたい場合は「漢方相談問診表」をご利用ください。
©2001 - 中屋彦十郎薬舗株式会社 All rights Reserved.
プライバシー保護方針 特定商取引法に基づく表記
本社・薬局/通信販売
〒920-0981 石川県金沢市片町1丁目1-29混元丹ビル TEL 076-231-1301/FAX 076-231-1306
工場
〒921-8117 石川県金沢市緑が丘21-9 TEL 076-245-3366
|