子供の風邪に/小建中湯(しょうけんちゅうとう)
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小建中湯(しょうけんちゅうとう)【傷寒論・金匱要略】
小建中湯を用いる第一の目標は全身の疲労状態である。
著しい疲労状態には黄耆建中湯なども検討する。
見方によれば桂枝加芍薬湯に膠飴を加えたものともとれる。
脾胃の虚弱な小児によく用い、お腹についた風邪などに特に有効。
適するタイプの子小児はお腹全体が軟らかく、くすぐったがることが多い。
「傷寒、陽脈渋、陰脈弦、法当に腹中急痛すべし、先ず小建中湯を与え、いえざるものは小柴胡湯之を主る」(傷寒論・太陽病中篇)
「疲労、裏急、悸、衂、腹中痛み、夢に失精し、四肢酸疼、手足煩熱、喉乾口燥するものは小建中湯之を主る」(金匱要略・血痺虚労病篇)
「婦人腹中痛むは小建中湯之を主る」(金匱要略・婦人雑病篇)
構成生薬
芍薬 |
6.0g |
桂皮/大棗 |
各4.0g |
甘草 |
2.0g |
生姜 |
1.0g |
膠飴 |
10g |
目標
気力も体力もあまりない虚弱な人で栄養も血色もよくないもの。
急に腹痛がしたり、動悸がしたり、手足がだるくて疲れやすく体が痛んで苦しいもの。
腹直筋が拘攣し、手足が煩熱し、のどや口が乾燥して尿の量や回数が増え、鼻血が出やすいもの。
便秘して下剤を用いると腹痛がし、しぶり腹になり快通しないもの。
適応症
小児のかぜ、肺炎、腹痛、慢性腹膜炎、虚弱小児の体質改善、夜尿症、夜泣き症、幼児のヘルニア、成人の腸内ガス充満や腸蠕動不安などによる腹痛、 心身の過労症状脊椎カリエス、胃下垂症、胃潰瘍、結膜炎、夢精、黄疸
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