折衝飲（せっしょういん）処方解説：漢方薬の通信販売

月経痛の漢方薬/折衝飲（せっしょういん）

当ページは折衝飲処方の解説をしております。

→折衝飲の通販購入ページはこちらから

折衝飲（せっしょういん）【産論】

折衝飲は下腹部、特に骨盤内に刺すような激しい痛みを感じる月経痛に用いる。
折衝飲は当帰芍薬散と桂枝茯苓丸を併せて白朮・茯苓・沢瀉を去って延胡索・牛膝・紅花を併せた処方。
桂枝茯苓丸は正気の実証、当帰芍薬散は正気の虚証であるならば折衝飲は正気の虚実が合わさったような組み合わせとなっている。本来ならば矛盾するのだが実際の臨床では混在型が数多く存在する。
そういった意味では初心者には使いやすい処方といえる。
子宮付属器官炎（卵巣・卵管炎）：慢性の月経痛で骨盤腔内の痛みが激しく、腰痛や帯下をともなうものに用いる。

「妊娠2～3か月、血塊下すを治す」（産論・賀川玄悦）

構成生薬

目標

産後に悪露が尽きないものや、婦人お血の諸症に用いる。桂枝茯苓丸は腹中腫瘍を主にするのに対して折衝飲は行血和順を主治とする。

適応症

体力中等度以上で、下腹部痛があるものの次の諸症：月経不順、月経痛、月経困難、神経痛、腰痛、肩こり

▼折衝飲(せっしょういん/漢方薬の通信販売：価格表)▼

※※ご相談なさりたい場合は「漢方相談問診表」をご利用ください。