四十肩・肩こり
四十肩・肩こりとは
四十肩、五十肩とかいわれる症状は、中年から初老期にみられるもので、一種の老化現象と考えられています。
多くの場合、肩甲関節周囲炎として発病し、滑液嚢や腱鞘など軟部の異常が主で、骨に変化がないのが通例です。
症状は、はじめは肩が重い、しびれ感があるなどで、ついで疼痛がおこり、急に肩が痛んで動かすことができなくなったり、手をうしろにまわすことも上にあげる事もできなくなったりする。
また昼間はさほど苦痛でないが、夜、床にはいって横になると、肩や腕がおもぐるしくなる症状た、ときには激痛のため眠れないとか、痛む肩を下にもできなくなったりします。漢方薬で証にあったものを服用すると、早くよくなることができます。肩こりは、肩だけでなく、首筋から肩、背中にかけて、重いようなだるいような、こわばるような感じがつよく現われているものをさします。また、単に肩付近の疾患だけでなく、原因は内科的疾患であるという場合が多くあります。
主なものをあげると、胃腸疾患、肝臓疾患、循環器疾患、精神・神経疾患、婦人科疾患、耳鼻・歯科疾患などです。
漢方では、水毒、「お血」、などの体質と寒冷などの影響、日常の食生活、運動量などが大いに関係深いといわれています。
- 葛根湯・血府逐お丸・冠心二号方
五十肩、上腕神経痛、肩こりの強いものに用います。
- 桂枝加苓朮附湯 ・ 桂枝加朮附湯
胃腸の弱い人、筋肉にしまりがなく、汗ばんだり、手足の冷えやすい傾向で、のぼせがある場合に用います。 - その他
大柴胡湯、柴胡加竜骨牡蠣湯、柴胡桂枝湯、小柴胡湯、六君子湯、加味逍遙散、当帰芍薬散、桃核承気湯、桂枝茯苓丸などがあります。
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