●半夏 (はんげ)
神農本草経の下品に収載されている
| 起源 | サトイモ科のカラスビシャクの根茎の外皮を除去し乾燥したもの。中国産の商品中にはまれにP.pedatisecta SCHOTTの根茎が混入されたことがある。大玉半夏はオオハンゲの根茎もしくはテンナンショウ属の根茎であるが、その起源種は未詳である。 |
| 産地 | 中国 (四川、湖北、河南、安徽、江蘇、浙江省など) 、韓国、北朝鮮など。中国四川省産が産量最大で品質も良好といわれている。カラスビシヤクは日本にも多く野生しているが、日本産のものは殆ど市場にでない。近年栽培化がおこなわれつつあるが、現在輸入されているものは中国産のものである。 |
| 成分 | フェノール類のホモゲンチシン酸、ホモゲンチシン酸配糖体、34-ジヒドロキシベンツアルデヒドなど、アルカロイドのエフェドリン、アミノ酸、糖類、デンプンなどを含有する。 |
| 薬理作用 | 制吐 (煎液) 。唾液分泌 (煎液;初期に増加、後期に減少) 。鎮咳 (煎液) 。胃潰瘍抑制 (水エキス) 。抗炎症 (水エキス) 。 |
| 応用 | 鎮嘔、鎮吐、鎮静、去痰薬として、胃内停水があって、その上逆による悪心、嘔吐、咳嗽、心悸、目眩、頭痛、急性胃カタル、咽喉腫痛、妊娠悪阻、不眠症などに応用する。 |
| 処方例 | 半夏瀉心湯、半夏厚朴湯、小半夏加茯苓湯など。 |
| 用法・用量 | 煎剤、丸剤。1日1.5〜3.0グラム。 |
|
4200円(税込4410円) |