漢方薬・生薬の煎じ方
「煎じる」という意味は、薬を水などで煮て、その成分をしみださせることです。その煎じた汁を「煎汁」あるいは「湯液」といってこれを飲むわけです。漢方薬は毎日煎じ、その日のうちに飲むのがよい。一日量を三回分に分け、食前または食間(食事と次の食事の間の空腹時間) に服用するのが原則です。
- まず煎じる容器を用意する。土瓶などの焼き物か、ガラス製のものが一番いい。ホウロウびきやアルミ、アルマイトのやかんでもよいが、鉄や銅のものはさける。
- 容器の中へ一日分の漢方薬(漢方薬、生薬一覧表で確認すればいいが、量は多少前後しても心配はいらない)をバラにして入れ、水を加える。水の量は大人では普通600mlぐらいである。
- 次に火にかける。火は中火より少し弱くする。10分か20分で沸騰してきたら火をさらに弱くして煮こぼれないようにして、軽く煮立つようにする。このとき容器のふたはとっておいてもよい。
- 容器のなかの水の量が約半分に減ってきたら、火からおろし、ただちに茶こしガーゼなどで、「かす」をこしてとりさる。カスを薬液のなかにいれたままにしてはいけない。水の量が約半分に煮詰まるまでの時間は約40分位が最適で、そのように火加減をすると良い。水の量が半分になったのを知るには、煎じるまえに薬と半分量の水を入れ、そのときの水分位置を覚えておくとよい。
- 約300mlまで煎じ詰めたら、朝、昼、晩と1日3回に分けて飲んでください。1回量は約100ml位です。温かいうちに飲んだほうがいいですが、夏の暑いときなどは残りは冷蔵庫の保管し温めなおして飲んでもよろしいです。
煎じ用土瓶
昔ながらの煎薬用土瓶です。漢方煎薬の成分を簡単に、そして確実に煮出すことができます。
この土瓶は直火
(空焚きは除く) で使用できます。容量は約1.8リットルです。