海藻:漢方薬・生薬販売、ヨウ素、放射能
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●海藻(かいそう)
温帯から熱帯にかけて広く分布する海藻、ヒバマタ科(ホンダワラ科)に属するホンダワラなどを用いる。
漢方で海藻といえば、ホンダワラ類をさし全草を用いる。
ホンダワラ類は海藻のなかで最も進化したものといわれ、日本沿岸には約60種が知られている。
ホンダワラ類にはアルギニン酸やマンニトール、ヨウ素、種々のミネラルが含まれ、抗凝血作用、脂質降下作用、降圧作用が認められている。
山間部ではヨウ素が不足するため甲状腺が腫大することがあるが、海藻が有効であることは古くから知られていた。
ヨウ素は脊椎動物にとって重要な元素で、甲状腺ホルモンの成分として代謝の調節を行っている。
また気管支の分泌を促進し痰を薄める作用もある。
甲状腺腫や頚部リンパ節腫、腹部腫塊、腹水、脚気などに平生から食されることをお奨めしたい。
特に頚部に腫瘤ができた場合は補完的に飲まれたほうがいい。
「用法・用量」
1日5〜10gを内服する。
| あからじめヨウ素を取りこむにしても人体に害のない方法が安心だ。 | |
| ヨウ素は、甲状腺ホルモンの構成成分として生体に必須の微量元素であり、体内には約25mgが存在するといわれる。 また、海草に多く含まれ、これを煎じたり、味噌汁にして飲めば1日の摂取量は成人で約1.5mgとされている。 一方、甲状腺は、ヨウ素を取り込み蓄積するという機能がある。原子力施設の事故で環境中に放出された放射性ヨウ素が 体内に吸収されると、甲状腺で即座に甲状腺ホルモンに合成され、甲状腺組織の中で放射能を放出し続ける。 その結果、放射能による甲状腺障害が起こり、 後天性の障害として甲状腺腫や甲状腺機能低下症を引き起こすとされている。 これらの障害を防ぐためには、被曝する前に放射能をもたないヨウ素を服用し、甲状腺にヨウ素で蓄積しておくと、 後で放射性ヨウ素が取り込まれたとしても、 あらかじめ服用しておくことにより、既に満杯のため甲状腺には取り込まれず 予防的効果が期待できるといわれている。 その際、ヨウ素含有物の効果は投与する時期に大きく依存するとされており、被曝前に摂取した時に効果が最大で、 時間が経過するとともに効果は薄くなるらしい。 また、ヨウ素の吸収は、食後で30分後、空腹時で5分後から始まるとされ、一旦甲状腺ホルモンに取り込まれれると、 体内に長期間滞留するため、放射性ヨウ素に被爆する前に、人体に害のないヨウ素含有の海藻を服用することは 安心できる方法でやっても損はないといえそう。 |
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