葛根:漢方薬・生薬販売、外用

 
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葛根 (かっこん)

「神農本草経」中品に収載される。夏の終わりに、甘い香りを漂わせて濃紅の花を咲かせる。この花は二日酔いの妙薬である。そのつるは一年間に50メートル伸長した記録があるくらい、生命力が強い。秋から冬にかけて地下のできる巨大な根を掘り取り、水洗い後板状に裂くように割り、水中でさらして板葛根をつくる。さらにこれを1cm角に切った物が角製葛根。寒中、水にさらさないと、製品が褐変して商品価値はおちるが、葛根の持つ薬効は何らかわらない。旺盛な繁殖力を持ち、日本から渡った葛は公害扱いされている。中国産は澱粉質が多く、日本、韓国産は線維質です。

起源
  1. 日本産マメ科のクズの根。薄く縦切りにしたものわ板葛根、約5mm角の賽の目に切ったものを角葛根としょうする。韓国産も日本産と同一起源です。
  2. 中国産シナノクズまたは葛藤の根。台湾産のものはタイワンクズの根。ともに外皮が削りとられており粉性に富み粉葛根、甘葛根とも称する。
産地 日本(長野、岐阜) 、中国 (湖南、河南、広東、広西、浙江、四川、台湾など) 、韓国。
成分 フラボノイドのダイゼイン、プエラリンなどを含有する。
薬理作用 解熱作用 (粉末) 。血糖上昇 (水エキス)
応用 発汗、解熱、鎮痙薬として、熱性病、感冒、項背強急(首筋や背肩の筋肉のこり) などに応用する。クヅデンプン原料。
  1. 発散作用 感冒や急性炎症に解表薬として用いる。とくに項背部が緊張し、頭痛や鼻炎症状のあるものに麻黄・桂枝と配合する (葛根湯) 。蓄膿症や慢性鼻炎には辛夷などと配合する (葛根湯加辛夷川芎) 。中耳炎には桔梗・石膏などと配合する。 (葛根湯加桔梗石膏)
  2. 透疹作用 発疹や皮膚疾患に用いる。麻疹などの初期で発疹の出方が悪いときに升麻と配合する (升麻葛根湯) 。蕁麻疹や皮膚化膿症にも葛根湯がしばしば奏功する。
  3. 筋弛緩作用 おもに肩こりや背部痛に用いる。肩背部の筋肉の凝りや五十肩などの疼痛・麻痺に独活・地黄などと配合する (独活葛根湯)
  4. 止瀉作用急性の下痢に用いる。急性腸炎に用いる。
処方例 葛根湯、葛根湯加辛夷川芎。
用法・用量 煎剤、散剤。1日3〜6グラム。外用。

クズはマメ科のつる性の多年草で、山野に自生しています。秋の七草の一つで葉は複葉で大きく、つるの長さは10メートル以上にもなります。全国各地にみられ、産地としては徳島、長野、群馬、鹿児島奈良、石川などが有名です。とくに奈良県の吉野地方に産するものは吉野葛として広く知られています。石川県では羽咋郡の押水地方の宝立葛が藩政時代から産出したのですが、最近村おこしでまた発売されるようになりました。いわゆる漢方の葛根湯に使う葛の根 (葛根)は採取したものを水洗いし周皮を取り除いて板状に裂くようにして割り、水中でさらして板状葛根をつくります。これをさらに1cm角に切ったものが角製葛根です。これを寒中でするのです。これを日干しにし風通しのよいところで乾燥するのです。厳しい仕事です。普段の時にすると腐ってしまうのです。風邪の引いた時やお腹をこわした時に飲む葛湯の葛粉は葛の根を水洗し、外皮を剥ぎ臼などでつき砕くAこれを水につけて、デンプンをもみだし、不純物をのぞいて水にさらして放置し上澄みをすてる。この作業を繰り返し、底に残った白い泥状のデンプンをとりだし乾燥させて作るのです。葛の根には有効成分のダイゼインが含まれ発汗、解熱、鎮痙剤としてつかわれます。葛根湯の原料として利用され、風邪、じんましん、気管支炎、神経痛リュウマチ、下痢A食あたりなど漢方ではもっとも幅広く応用されます。ですから、「証」の定まらない時に葛根湯でも処方しておこうということでA「葛根湯医者」は藪の代名詞となったほどです。漢方をやっている者として心しなければならない問題です。

葛根 中国 刻み 500g 1000円 (税込1050円)


葛根 日本 刻み 500g 5040円

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