田七人参
「田七」の名称が始めて文献に登場したのは、約400年前の明時代に編集された「本草綱目」 (李時珍著)
です。本書には「血を止め、お血を留めず、痛みを鎮め、毒を消す」と田七人参の薬効が具体的に示されています。田七人参が広く中国国民に知られるようになったのは、1902年、中国雲南省の医師・曲煥章が田七人参を主成分とした「雲南白葯」をかいはつしたのが、始まりでした。ところが、希少価値の田七人参は、長い間「禁輸出品」とされていました。日本でも入手できるようになったのはごく最近のことです。
田七人参は現存するニンジン属の植物のなかで最も原始的な植物で、中国では古来より別名「金不換」
(金にかえられないほど貴重な物) と呼ばれ、不老長寿の生薬と信じられてきました。
いったん収穫すると、その土地は10年間雑草も生えないといはれるほどやせ細ってしまう土壌の栄養成分をことごとく吸い上げてしまう田七人参。しかし、その優れた薬効を発揮するのは6年かけて収穫された6年根だけとさえいわれています。