メシマコブ
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桑の木に寄生する希少価値の高いキノコ
メシマコブはキコブタケの仲間に属する多年生のサルノコシカケで、学名フェリナス・リンテウスといいます。その多くは桑の古木やブナ・シイなどの木に寄生し、直径30センチの大きさに成長するまで20〜30年もの歳月を要するといわれます。
傘の表面は黒〜褐色、内側のひだに独特の黄〜茶色の剛毛がみられることから、中国では桑黄 (そうおう) とよばれていましたが、遺伝子を解析すると、桑黄とメシマコブは遺伝子的に相当異なったキノコであることがわかりました。
メシマコブの名は、長崎県の男女群島の女島 (めしま) に自生する桑のきにコブ状に寄生するキノコであることから名付けられました。
日本や東南アジアをはじめオーストラリア、北アメリカなどに広く分布しますが、天然から採取することは難しく、また、培養も栽培も極めて困難であることから、長い間、幻のキノコといわれてきました。
キノコ類 (胆子菌類) にすぐれた抗がん作用があることは、いまでは多くの健康食品を通じて一般にも良く知られています。実際、医療現場でも、シイタケのレンチナン、カワラ茸のクレスチン (PSK) スエヒロタケのシゾフィランのように、抗がん剤や化学療法における副作用の軽減として治療に用いられています。