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 中屋彦十郎がお届けする、金沢、生薬漢方薬についてのメールマガジン 
「金沢の漢方薬、生薬専門店」バックナンバー
                  中屋彦十郎薬舗による「尾山のくすり大将」第278号   2007年9月24日 
                   
                  薬湯の利用の仕方「いぶきじゃこうそう湯」、薬茶の楽しみ方「茄子のヘタ茶」
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                  薬湯の利用の仕方「いぶきじゃこうそう湯」 
                 
                 「いぶきじゃこうそう湯」 
イブキジャコウソウは高さ十〜十五センチ程度のシソ科の半
落葉性小低木で日本各地に分布し、平地から山地までの
日あたりの良い場所を好んで生える。 伊吹山に多く生息し
麝香に似た香りがする。 
イブキジャコウソウには、チモール、カルバクロール、パラ・
シメン、ピネン、リナロールなどの精油成分が含まれるため
殺菌作用、発汗作用、解熱作用、鎮痛作用に優れ、これを
用いた薬湯は寒け、頭痛、発熱、せき、のどの痛みなど
風邪の症状に効果がある。 
五〜七月頃の開花期に地上部全草をとって乾燥保存しておく。 
一回分使用量として、乾燥したもの一掴みを鍋に入れ、水から
煮出してこの煮汁を湯船へ入れる。 
                  
                  薬茶の楽しみ方「ナスのへた茶」 
                  「ナスのへた茶」 
ナスのへた三〜五個用意する。 ナスはさっと洗い、へたの
ついている頭部を切り取り水六百ミリを入れた土瓶に入れ
弱火で二十分位煎じる。 半分に煮詰まった頃に止める。
できるだけ熱いうちに飲む。 
腹痛、下痢、食中毒に効く。 ジンマシンがでているときに
飲めばただちにおさまるともいわれる。 
                   
            (発行者)中屋彦十郎薬舗(株) 中屋彦十郎   石川県金沢市片町1丁目1−29 
                   
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